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支部案内

江戸川支部・活動の概要と案内

アクセス

江戸川区教育会館(都教組江戸川支部)
〒133-0043 東京都江戸川区松本1丁目32−7
℡03-3651-3153 Fax03-3655-3521
 

メルアド:ekyoso@beach.ocn.ne.jp

 

JR新小岩駅から 京成バス 瑞江行き・スポーツランド行き 菅原橋下車 徒歩5分

 

JR小岩駅から  京成バス・都バス 両国・錦糸町・小松川警察方面行き 鹿本中学校前下車徒歩3分

2016年度 運動方針案

はじめに

 戦後71年目の今、私たちは、再び戦争をしないことを誓った国、平和と民主主義を大切にしてきた国のバトンを次の世代に渡せるかどうか最大の危機に直面しています。
 憲法を守ろうとせず、民主主義や立憲主義を理解しようとしない安倍内閣は、海外の戦争に参加できる戦争法(安全保障法)を国会で強行成立させ、憲法改正(最大の標的は九条)を公約に掲げて参議院選挙に臨もうとしています。「安倍」教育再生がすすめる道徳の教科化も、子どもと教職員を戦争参加への道に導くためのものです。私たちは、この企てを絶対に許すわけにはいきません。「戦争法廃止2000万署名」の推進と、職場や地域で、知人・友人との対話をさらにすすめて、安倍政権の企てを阻止しなければなりません。そして、憲法が活かされ、立憲主義と民主主義が尊重される日本を取り戻していきましょう。
 
 私たちは、学力テストや体力テストが競争と選別を煽るものとして、一律的な押しつけなどに反対してきました。しかし、4月に区教委から出された新規事業の多くは、この二つのテスト結果をもとにしたものではないでしょうか。各学校で工夫がされているとはいえ、教育課程の編成権が学校にあるにもかかわらず押しつけられることにも、大いに疑問を感じます。江教組は、昨年度末に新規事業の押しつけをやめさせるよう区教委要請を行いました。今年度は、各学校の取り組みや児童の実態を踏まえた要求を明確にして、要請をさらに強めていきます。
 
 学校への押しつけがまかり通る背景には、1986年から始まった人事考課・業績評価システムがあります。上意下達を目的としたこのシステムと、分化された職階制が相まって、管理職も教職員も「おかしい」という声を上げることが難しくなったり、上から言われたことに応えるのは当然と考えたりする傾向が強くなっています。しかし、学校の主役はあくまで子どもたちです。子どもにとってどうあるべきかという視点で考え、疑問があれば声を上げ、改善させていこうではありませんか。
 年度末には、業績評価への不満や疑問の声が例年以上に支部に届けられました。江教組は、業績評価・自己申告の実態を調査して要求実現に全力をあげ、都教組、都労連と一緒に人事考課制度の撤廃、廃止を要求していきます。
 
 毎年のように忙しさが増し、息つく間がないと多くの教職員が感じています。しかし、だからこそ職場の要求をつかみ、みんなで改善の方向へ進めていく組合と組合員の役割が大切なのです。
 4月から学校図書館への人的配置が実現したり(一部ですが)、中学校部活手当、非常勤教員の待遇、時差勤務制度が改善されたりしたのは、みんなが要求した成果です。教職員の命と安全を守るための労働安全委員会が大規模校に設置されることになり、不当な人事異動を撤回させる事例も生まれました。これからも、みんなと一緒に職場の悩みや願いを出し合い、要求を実現させていきましょう。
 また、子どものための学校と教育づくりをすすめていくことも、教職員組合の大きな役割の一つです。 この二つを語り合い、共有し合い、組合員の結びつきを深めるために職場会を開いたり、支部委員会や地区交流会といった機関会議に参加しましょう。参加し、語ることは、明日への意欲、活力につながります。そして、こうした話ができる仲間をたくさん江教組に迎えることも本当に大切になっています。
 仲間を増やし、`元気の源' 江教組の活動をみんなで一緒にすすめていきましょう。

1.職場要求・教育要求を束ね、全教職員協同のもとで働きやすい職場づくりをすすめます。

1.「いのちと健康対策委員会」を中心に多忙化解消、職場の労働安全衛生体制の確立に取り組みます。労働安全衛生法に基づく区として の体制の確立を区教委に求めます。
2.「期限付任用」教員制度をなくし、教職員定数増を求めます。
3.「人事考課制度」「業績評価」「成績率」の撤廃をめざします。
4.職場要求アンケート、署名運動等を通して広く要求を結集し、働きやすい職場づくりをすすめます。
  ①すべての特別教室・学習室にクーラーを計画的に設置することを要求します。
  ②使用可能ソフトの緩和やデータの取り扱い等、パソコン環境の改善を要求します。
5.「セクハラ・パワハラホットライン」や「管理職評価」の取り組みを重視し、様々なハラスメント問題に迅速に対応し、解決に努めます。
6.業績評価の本人開示請求の取り組みを、全教職員規模のものにします。
7.異動希望が最大限実現するように、対区教委・対校長交渉を強めます。本部・支部と分会の連携を強めて取り組みます。
8.再任用職員・産休代替教員・非常勤職員の待遇改善、雇用の保障を要求します。
9.学習支援講師制度、介助員制度の充実・拡充をめざします。
10.都労連・都教組に団結し、教職員賃金水準の維持・改善を求め、生活と権利を守る取り組みをすすめます。

2.自らの教育力量を高め、子ども・父母の願いに応える協力・共同の学校づくりを進めます

1.改悪教育基本法と学習指導要領の押しつけに反対し、子ども一人ひとりの「学び」を保障する教育・学校づくりをすすめます。
2.「運動遊び」「35回の補習」「オリパラ教育」「土曜授業」「ベーシックドリル」「チャレンジ問題」「家庭学習キャンペーン」「江戸川っ子ルール」など、行政による教育内容の押しつけに反対し、父母・地域住民と連携した学校づくりを推進します。
3.通級指導学級の制度改悪に反対し、子どもや保護者の要求に応えます。
4.自主的な教職員の研修を守り、初任、2・3・4年次研など、経年研の負担軽減を要求します。
5.OJTの押しつけに反対し、教職員の要求に基づく校内研究にします。
6.「江戸川教研会議」「江戸川学び合う学びの会」に積極的に参加し、教育力量を高め、子供たちに、確かな学力をつけるように取り組みます。
7.「習熟度別授業」の押しつけに反対し「少人数授業」の実施方法については、各学校の自主性を尊重させます。
8.国・都による「学力テスト」の実施および成績公表に反対し、また、小学校全学年の「スポーツテスト」に反対します。
9.卒業式や入学式などへの「日の丸・君が代」の強制に反対し、子ども中心の卒業式をつくります。
10.「道徳の教科化」などの、安倍「教育再生」に対し学習を深め、教育の国家統制・右翼化を許さないたたかいをすすめます。

3.父母・区民と共同で30人学級実現をはじめ、ゆき届いた教育の条件整備を取り組みます

1.全学年「30人学級」をめざし、ゆきとどいた教育の署名等に取り組みます。
2.「学校給食費の補助」の問題を調査し、様々な福祉・教育予算の削減に反対します。
3.学校栄養士の民間委託に反対します。また、調理業務の現状での問題点を把握し、改善要求します。
4.「江戸川子育て教育センター」の活動に参加し、協力していきます。
 

4.くらしと平和・民主主義を守ろう!

1.戦争法に反対し、2000万署名に取組みます。江教組は3000筆を目標とします。
2.憲法改悪・解釈改憲に反対します。毎月1回の憲法宣伝を続け、「九条の会」と共に、広範な人々との共同をめざします。
3.原発ゼロ・核兵器廃絶をめざし、反核・平和の取り組みをすすめます。
4.区内労働者の賃金・労働条件の改善、権利の拡充に取り組みます。
5.国民の切実な要求に背を向ける政治に反対し、平和・教育・くらしを守る政治をめざし、職場で語り合います。

5."集まれば元気・語り合えば勇気、職場に組合の風を"

「組合加入」を積極的に行い、仲間を増やします。
1.退職組合員を大きく上回る、30名以上の組合員を増やします。そのために、年間を通して組合加入の働きかけをします。
 ①新採・2年目・3年目の教職員全員に、加入の呼びかけをします。
 ②月に一度、学習的な内容を持った「こんにちは」を発行し、加入を呼びかけます。
 ③「あくしゅ」で、組合員を増やす取り組みの実施状況を、組合員に知らせます。
2.支部委員会・地区分会交流会に参加し、支部の方針を分会に伝えます。
 ①各分会には、執行委員が連絡をとり、分会の状況を把握し、つながりを持ちます。
 ②組合員がいない学校には、執行委員やOBが職場訪問し、職場の状況を聞き取ります。
 ③分会連絡網・メール配信、組合の会議を利用し、組合員の顔合わせで、つながりをつくります。
3.青年部活動を活性化するために、青年部の組織を充実させ、仲間作りを推進します。
 ①青年へのアンケートを実施し、働く環境を改善できるように要求します。
 ②青年部の組織を作り、青年独自の要求の実現を目指します。
 ③江教組の青年部の組合費は、「3000円」ということを知らせ、加入に結びつけます。
4.分会活動を活性化させ、働きやすい職場にします。
 ①職場の悩みを把握し、相談活動を行い、支部と協力して解決し、仲間の輪を広げます。
 ②「教研」や「学びを学び合う会」の学習会に誘い、一緒に学ぶ事で、自分自身の教育力量をつけ
  ていきます。
5.情宣活動の活性化とホームページで、江教組の活動を知らせます。
6.東部法律事務所と共同して、組合員の悩みや権利を守る取り組みを進めます。
7.全教・都教組共済、自転車保険、自動車保険、教職員賠償責任保険、ベスト、「ろうきん」運動など、助け   合いの輪を広げます。

6.働く女性・父母・地域と連帯して、女性部活動をすすめます。

1.「育児時間」「育児短時間勤務制度」「育児休業制度」「時差勤務」「子どものための看護休暇」「短期介護休暇」「介護休暇」の内容の充実を要求します。
2.「子育て休暇」(入学式・卒業式・保護者会への出席)の新設を要求します。
また、早期流産休暇7日を、4週間に拡大するように要求します。
3.職員健診の内容を充実させ、更年期・ストレス障害に対して、勤務軽減や通院等、必要な措置を要求します。
4.事務職員の産育休引継ぎ制度の適用、栄養士の産休代替の区費と都費の格差是正を要求します。
5.ゆきとどいた保育の実現をめざし、待機児童の解消・保育の充実をめざし運動します。
6.日本母親大会・東京母親大会・江戸川母親大会の成功に向け、地域の母親や諸団体と交流します。
7.マタニティーハラスメント防止に、全力で取り組みます。
8.「しなやかに・したたかに」女性らしく運動を進め、集いや文化的な催しを行います。

2015年度経過報告

1.自主的教研活動を進めました。

・教育実践講座 5/12体育40名、6/23国語30名、10/20体育24名、11/24理科20名、2/1情報15名
・学び合う学びの会 11/11小学理科20名、1/21中学15名
7回で延べ164名が参加しています。学習指導要領の枠にとらわれずに教科の本質や特質に基づいた授業、教師主導の一斉授業ではなく子ども達が主体的に学び合う授業を追求しました。組合と青年教職員との接点にもなっています。
・江戸川女性の集い 2/13「八法亭みややっこの憲法噺」と題して憲法の学習をしました。

2.署名を力にし、要求実現・働きやすい条件づくりを進めました。

①人事異動で、本部支部一体となった取り組みの中で、本人の条件を無視した異動の変更を実現することができ、組合加入者を迎えることができました。
 異動の取り組みの中ではっきりしてきたことは、中間面接において自分の希望や条件を校長にしっかりと伝え、校長が区の担当者にどう伝えたかを明らかにすることの大切さです。納得するまで話し合うことが必要です。
②教職員数のカウントを改め、50人を超える二葛西小で今年度中に産業医の選任・衛生委員会の設置を
進めることになりました。全小中学校で5/1で定数を調査し直しました。区全体で衛生委員会を置くことも区に求めてきました。
③要求し続けてきた学校図書館への司書配置が、部分的に実現しました。(今年度10校)
④都人事委員会に対する署名を917名分集めることができ、職場の声を都当局に届けることができました。部活動に関わる手当の大幅な引き上げや時差勤務枠の拡大などを実現することができました。
⑤今年度からの新規事業の大量の押しつけに対し、各校の実態に合った裁量を認めるように要請し、実態を調査中です。
⑥少人数学級実現を目指して、「ゆきとどいた」教育署名に取り組みました。
⑦子育て教育センター主催の「子どもフェスタ」・けん玉大会・江戸川青空学校・子育て新春の集いなどに参加して、父母・区民との交流を深めました。

3.戦争法廃止、平和と自由を守る取り組み

①9/19をはじめとする国会前行動などに、多数の組合員が参加しました。(最多は、8/30。未組の教職員を含め30名が参加)
②全国2000万人署名、江教組目標3000筆に対し、1694名分(5/6現在)まで集めました。
③江教組駅頭宣伝を、毎月実施しました。
④「考えよう!平和と未来」ミニニュースを36号発行しました。
⑤中学校の教科書採択に向け、区民・他団体と共同して取り組み、郁鵬社の採択を許しませんでした。
⑥平和行進・原水禁大会への代表派遣・平和のための戦争展展示・7/21原爆犠牲者江戸川追悼式・3/10東京大空襲江戸川追悼式などに区民や他団体と共同して取り組みました。
⑦区内の労働者や区民の要求実現のために、江戸川区労連とともに、学習会や集会に取り組みました。

4.組合加入で仲間を増やす取り組み

①10名の加入者を迎えることができました。
②全教都教組共済、自転車保険、自動車保険、教職員賠償保険の加入運動に取り組みました。
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