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「この業界はまさに "ブラック"です」

都教組「働き方アンケート」から聞こえる悲痛な叫び

都教組では先月「働き方アンケート」を行い、区内では48の職場から476通(2月末現在)のアンケートが回収されました。そこから見えてきたのは、「仕事が多すぎる。どうにかならないか」という悲痛な叫びです。そして、そのために「肝心の子どもと向き合う時間が少なくなり、授業準備が十分にできないというもどかしさ」です。「縮減してほしい業務」では下記のグラフのように「私費会計」「新規事業」「調査報告」「時間外の会議」などが上位を占めました。また、「夏休み短縮をやめて欲しい」という声も切実です。江教組では、現場の切実な声を要求にまとめ、区教委に要請する準備をしています。

「働き方アンケート」自由記述より

約130名の方より寄せられました。一部を紹介します。

悲痛な叫び!

  • この業界はまさに"ブラック"です。メンタル面で体調を崩し休職している先 生がたくさんいます。(中)
  • 世間に「教員は夏休みがあるしラクだよね~」とよくまだ言われるがこのひど い現状をよく知ってほしい。(小)
  • 一番大事な職務である教材研究に全然時間がとれません。勤務時間内にできた ことがほとんどありません。このままだと授業の質が落ちる一方です。(小)
  • 早く帰れと言うが、事務作業が多すぎてできるわけがない。業務が減らないの にノー残業なんて、その日以外が苦しくなるだけ。口だけはやめてほしい。(小)
  • 教員じゃなくてもできる仕事が山ほどある。雑務に追われて肝心の授業準備や 子どものための時間が減っている。充分な指導をしたいと思うと毎日9時前に 帰れない。体の疲れが溜まっていきはっきり言って続けていけるか心配。(小)

新規事業

  • 毎年増やされる新規事業。それまでの事業を精査すべきである。何でも 教職員に押しつけ、教員本来の仕事である教材研究がおろそかになって いる。これでは、子どもも教師も育たない。(小)
  • 良いものを増やしたいのは分かるがその分何かを減らさないとどれも中 途半端になる。一般企業ではスクラップ&ビルドは必至なのに教育の世 界だけ取り残されているように感じる。(小)
  • 授業時数確保と言いながら区教委、区は『施策』をどんどん入れてくる。 無理です!(中)

会計事務

  • お金関係を学担・専科が扱うと時間もなく事故につながりやすく、 結局、教員に重責がかかるだけだと思う。学校数校で一人でいい ので、専門職をおいて欲しい。保険のスポーツ振興センターの給 付金の振り込みだけでもやってほしい。(小)
  • 私費会計事務のうち、特に未納者への督促、教材費の集金は教員 の仕事にはあたらない。また、銀行への振り込みも教員自身が行 っているのもおかしい。事務室で行っていくべきです。(中)
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